シャロン避妊手術の決意


本当は当初シャロンを飼いはじめた頃は、シャロンにカッコイイ(ここポイント)旦那さんを貰って、シャロンに可愛い子供を生んでもらって、生まれた子供達は近所に
『シャロンちゃんの子供が生まれたら欲しいわ〜』って言って下さる方が何人か要らしたので、その方達に引き取ってもらって、家でも一人引き取って、・旦那さん・シャロン・子供の3人を家で一緒に暮らすのが橘の夢でした。
単なる夢ですけけどね。

でも、実際シャロンが生まれて半年が過ぎ、なんとなく『子供を生ませてあげる?』とか『旦那さんどうする?』と言う会話が少しずつ出てきた頃にシャロンの初ヒートが訪れました。
以前橘家で飼っていたワン子は雄だったため、全然そのへんの知識も無く、牝犬を飼っている人に詳しい話を聞いたり、本を読んだり…実際のシャロンの行動を見て勉強するしかありませんでした。
そして、シャロンの場合家の中で飼っているので部屋を汚されないためにもパンツを履かせてあげないといけないのですが・・・
シャロンはこのパンツがとても嫌だったようで、すごくストレスがたまってしまった様なのです(><)
お尻のあたりがムズムズしているような、気持ち悪い感じがしたのでしょう、テーブルや壁ににパンツをこすりつけて、無理やり脱ごうとしたり、歩くとモゾモゾして気持ち悪いので極力動こうとしなかったり・・・。元々ビーグルは猟犬で、野原を駆け回るような元気なワン子なので、自由に動けないことが余計にストレスにさせた感じでした。
この状態が一ヶ月近く続くのですから神経質になっても不思議ではないとも思えてきます。

そんなシャロンの姿を毎日見ているとすごく可愛そうで(T_T)
そのストレスの感じ方も犬によってもそれぞれだそうで、全然平気ま子もいれば、シャロンのように苦痛でならない子もいるようなのです。
何とか一ヶ月間の我慢でヒートも無事に終わりましたが、また半年後に同じような苦痛を味あわせてしまうのかと思うと不安でした。
それは橘だけではなく、家族も同じように感じていたらしく、こんなにストレスがたまるものなら、『いっそのこと避妊手術をしてしまおうか?』ということになったのです。
もちろんシャロンの子供は欲しいけど、橘家で2匹もワン子を飼えるのかというと無理な気もします。
そんなあやふやな状態で多頭飼いをしてしまっては、飼われる犬がかわいそうですし、
『血統書があるなら生ませてあげれば?』って言葉を言われたこともあったのですが、別に橘はシャロンに血統書が付いていたからシャロンを飼おうと思ったわけではないですし。シャロンを見て一目惚れをしてしまったので、『この子と一緒に住みたい!』って思っただけなので、改めて考えるとシャロン以外は別に要らないなーって思えたのです。(そりゃあシャロンにお友達が一緒に暮らしてたらどれだけ良いか!とは思いますけどね)
もちろん手術をするからにはお腹を開かないといけないので、できるだけ痛いことは避けたかったのですが、避妊手術をしてしまえば、後々歳をとった時の特有の病気にもなりにくいらしいので、それだけ寿命も延びる可能性は高いわけで・・・。
橘にとってはシャロンが長生きしてくれれば、それ以上に嬉しい事なんてないのですv
そんな事を家族と話し合い、結果避妊手術の決意となったわけなのです。

そして、4月22日いざ手術の日。
病院嫌いのシャロンは何かを気配で察知し、病院に着くや否や焦り始めました。
手術をしてからちゃんと麻酔がさめて、安全に帰れる様に。と病院で一日預からせて下さいと言われ、シャロンは手術の日、一日だけ病院にお泊りすることになりました。
病院で看護婦さんに連れて行かれる姿はすごく寂しそうで今にも泣き出しそうな顔をしてました。
その日の晩の橘はひとりごとでも書いたようなありさまだったわけですが(苦笑)
次の日の朝、シャロンを迎えに行きました。
弱弱しく尻尾を振りながら看護婦さんに連れられて出てくるシャロン。
そのお腹にはいくつかの縫い目。痛々しい感じです。・・・つーか、やっぱり痛いんです。
お腹の皮膚が引っ張られる度
『きゃんっ』とひと鳴き。シャロンにとっては何故こんなに痛い目をみないといけないのかわからないんですよね。

しかし、シャロンにとっては
『痛み』よりも『恐怖』『ショック』の方が大きかったようで・・・。
『嫌いな病院で橘たちが置き去りにしてしまった(シャロンにとってはこう思えるのだろう)事と、『痛い注射(麻酔)・麻酔から覚めた時の痛み』そして、きっと傷を舐めない為にと傷が完全に塞がる間『何かで押さえつけられた状態』になっていたんだと思います。
そのことが酷いトラウマになり、ふとした瞬間思い出してしまうらしく、後ろから抱きしめようとしたり、手を握ったりしようとすると、今までに見せたことの無い拒絶行動を起こしてしまいました。(今までは怒って抵抗してもちゃんと加減して噛んでいたのに、その日は母上の手から血が流血していました)
2日たった今でもやっぱりたまにふとした瞬間何かを思い出してしまうらしく、凄く神経質になってます。
その瞬間、橘の中で
『後悔』とまではいかないにしろ『後悔に似た思い』が過ぎってしまい、泣いてしまいました。(母上にこんな事で泣いたら親なんてなられへんで!と怒られてしまった…ごもっともデス)
もちろん後悔はしてないけど、シャロンには申し訳なさ過ぎて・・・。
きっと一人にされて恐怖状態にいたので、少し人間不信に近くなっている状態なのだと思います。

そんな状態なので、なるべく一緒に居られるときは一緒にいてあげようと思って、昨日からシャロンのケイジの横に布団敷いてシャロンと同じ部屋で寝ています。(^^)
姿は見えて無くても、同じ部屋に居るだけで、少しでもシャロンが安心してくれたらと思って。
今は傷跡が痛いのと、残ってしまった恐怖でストレスが溜まってしまわないかと心配なのですが、出来るだけシャロンのそばに居てあげたいと思ってます。しかし、シャロンがこんなに神経質ちゃんだとは思いませんでした(驚)
とりあえず、胃だけは元気なんですけどね!食欲だけは全然衰えませんでしたよ(笑)




長々と書いてしまって・・・。
まだまだ自分の中で整理しきれないまま今の思いをぶちまけてしまった感じなので読みにくい部分も多々あったかと思うのですが…。
ここまで読んで下さってアリガトウゴザイマシタ!

↑パンツを履かされてブルーなシャロン↓

↓手術後の写真。↓
まだ糸がついたままです。

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